「SUSURUのミッドナイトTV」は『永遠に大学生』のヤツらで構成されている
最近、かのモノマネが巡回どころかご本人熱演でさらに話題となった「SUSURU TV」
二郎系ラーメンが好きで、でもその敷居の高さにひよってしまい、なんやかんや一度もお店に足を運べず、どんどん耳年増になっている(それ好きって言っていいのか…?)わたしももちろんお世話になっている。マイキーがいたら膝で蹴られているところだ。
そんなわたし、最近はサブチャンネルである「SUSURUのミッドナイトTV」にお熱である。
(ちなみに、本編はこちら!)
「ズルズル!」から始まるお決まりのオープニングとは異なり、かなりゆったりとした雰囲気でサブチャンネルの動画は始まる。
しかも、登場するのはSUSURU本人だけでなく、SUSURU TVを運営する会社の社長であるチャル蔵さん、編集担当のノビーさんの三人体制で行っている。
サクサクテンポの本編も良いが、のんびりソファとかに座って録られる動画もなんとも裏番組っぽくて良い。
しかも、何かしらラーメンに関することかと思いきや、中学入試を解いたりおすすめのコンビニ飯を紹介したり、もはやラーメン関係ないところもこのチャンネルの魅力だ。
このチャンネルで意外にも、SUSURUは話を聞く側であることがわかる。そして普段メインにはほとんど登場しない二人が進んで盛り上げているのだ。このわちゃわちゃ感たるや…
アイドルや芸人さんのラジオで繰り広げられる男子高校生のような仲良し感があまり得意ではないのだが、世代がかぶるだけに出てくるネタに毎度笑ってしまう。そうか、芸人さんラジオが好きなみんなは世代がかぶっているから好きな説もあるのかもしれない。
特に、ノビーさんの字幕芸で笑ってしまう。字幕で笑わせにくるのズルイ。わたしはこういう動画作りに弱いのだ。
ちなみに字幕芸といえば、別のチャンネルになってしまうが、ゲーム実況チャンネル「ドコムスチャンネル」も好きだ。編集担当であるやさぞうさんの字幕芸、なんともツッコミが絶妙で素晴らしい。
ちなみに実況者のドコムスさんはバンド「cinema staff」のクノヨウヘイさんと同一人物らしい。アニメ「進撃の巨人」のEDを担当してるんだって。そんなすごい人だって知らなかったよ、ドコムっち…ただのゲーム大好きおじさんだと思ってた…(失礼)
この三人の会話は基本的に中身がない。
でもそれでいいのである。それが良いのである。
急に歌いだしても、企画倒れでグダグダになっても、お友達同士で組んだ学生Youtuber特有の身内ネタ丸出しでも、この男子大学生の会話に混ぜてもらってる感がたまらんのである。
あのしっかりとした構成編集を誇る「SUSURU TV」はどうしたのだ、と心配になるほどのグダがあってこそなのだ。
そんな「SUSURUのミッドナイトTV」にわかファンによるオススメ動画を3つ紹介したい。
➀「こういうのでいいんだよ」を持ってきた人が勝ち【コンビニカップ麵】」
タイトルには【コンビニカップ麵】と、あたかも最初からテーマにしてたかのように装っているが、実際コンビニ最強の組み合わせを用意したらたまたま三人ともカップ麵がかぶっただけである。その時点で人によってはグダである。
でも内容としては「いや確かにそう」と言わざるを得ない。基本的に二品ずつの組み合わせであるが、そのチョイスが完全に男子大学生の昼食かサラリーマンの昼食なのである。
コンビニで買うから少しでも健康に気を使った方がいいのでは?と悩んだ末、結局こういうのを選ぶ人間の気持ちを非常によく表現している。なんならわたしも多い時は週に二、三ほど選んだ記憶がある。
ちなみに、わたしだったら蒙古タンメン中本のカップ麺とから揚げ商品をチョイスするだろう。
②「【大食い】ペタマックスラーメン、ラーメンYouTuberならすすれるだろ」
全然すすれてない。
三人ならいけるだろうという自信も別段なく、終始不穏なまま進む本動画。チャル蔵さんが塩分に悩まされながら、頑張って食べる姿は必見だ。
使用するお湯の多さ等、すでに数多のペタマックス動画で聞いた覚えのある反応と、途中から歌いだしたり野球部身内ネタをぶっこむなど基本的にやりたい放題である。
ただこれが不思議とめちゃくちゃ面白いんだよなあ。
この恐らく、途中で会話が途切れたんだろうなという尻すぼみな盛り上がりの感じがなんともリアルで良い。
突然歌い出した挙句、まさかの選曲をするノビーさんには声を出して笑ってしまった。万人にすすめられるかは自信ないけど、この感じ、好きな人は多分好きである。
➂「ラーメン直後に寿司どんだけ食える?【寿司大食いバトル】」
かっぱ寿司の本格家系ラーメンを紹介する流れで始まったこの動画。
ラーメン+追い飯後に寿司を食べるというかなり身体を張った企画である。
そして特にネタの紹介をするでもなく、黙々と好きな寿司を食い続ける。皿数の勝負なのに、三貫乗った皿を注文してしまうノビーさんや割と僅差のSUSURUとノビーさんを余所に5皿近く差をつけられるチャル蔵さん等各々の「っぽさ」が良い。
三人の為人がうかがえる動画である。
まとめ
企画系Youtuberはグダってなんぼのところがある。
構成やら編集やら番組として成り立つのかうんぬんよりも、楽しそうに食べたり何かに挑戦したりする様子をまるで混ぜってもらってるかのように見せてもらうのが楽しいのである。
そういう意味では下手な企画系Youtuberよりよほどグダレベルが高い。本編があんなだけに。
ぜひ良質なグダをお求めな方はチェックしてみてほしい。
お読みいただきありがとうございました!