【スタステ4thレポ】「声優さんだから」はもはや通用しないのかもしれない【前編】
【公演情報】
スタステ4th8月公演Day.2が無事終了いたしました🎉
これにて全公演が終了となります🎊
会場にお越しの皆様、ライブビューイングにお越しの皆様、配信でご視聴の皆様、たくさんのご声援ありがとうございました!#あんスタ #スタステ pic.twitter.com/i2Q0MLrcqc
— 【公式】あんスタ!!Starry Stage (@es_StarryStage) 2021年8月29日
スタステ4th全日程が終了した。
わたし自身8/29(日)day2のみで、
今の情勢を鑑みて自宅での参戦となった。
いや、なにこれと思うかもしれんが、
部屋を真っ暗にしてペンラさえ振ってしまえば現地とそう違いはない。
iPhoneとテレビを繋ぐケーブルをESmusic gardenの帰りに突発的に購入したのが功を奏した。
簡単に今回の公演も大画面で楽しめておすすめである。
ストリーミング配信というのは初めてだったが、会場の熱気ある様子が画面越しでも伝わってきて開演前はかなりソワソワした。おうちでもライブが楽しめるって案外クセになりそうだ。
個人的に公演前あらかじめ本気でセトリの予想を立てていたが本番は予想のはるか上をいった。
ちなみに諸事情で見れていない8/28(土)day1公演はセトリや演出で被る部分も出ると考慮し、Twitterなど事前情報を遮断したのでノーヒントでの希望マシマシのセトリである。
※以下はわたし個人の予想です※
- 全ユニット持ち歌は4曲を想定。
- ラストかアンコールに「Walk with your smile」が絶対入る気が。
ALKALOID 「Kiss of Life」「Distorted Heart」
Crazy:B 「Crazy Roulette」「PALANOIA STREET」
MC➀
紅月「紅月いろは唄」 「斬-決意ノ刃-」
MC②
Jin&Akiomi「輝きの中で」
UNDEAD「Nightless world」「Gate of The Abyss」
MC➂
Knights「Knights the Phantom Thief」←Mで譜面加入の伏線的な。希望。
「Little Romance」
ALKALOID 「翼モラトリアム」
MC➃(折り返し)
UNDEAD「DESTRUCTION ROAD」「Melody in the Dark」
紅月「祭夜絵巻」「薄紅色の約束」
Crazy:B 「指先のアリアドネ」
MC➃
Jin&Akiomi「Rainbow Stairway」
Knights「Grateful allegiance」「Mystic Fragrance」
Crazy:B 「Honeycomb Summer」
ALKALOID 「Living on the Edge」
MC⑤
全体曲「Walk with your smile」
アンコール「BRAND NEW STARS!」
結論から言うと、MCパートが異常に少なかった。
終わりの一言が少しだけ時間多かった気もするが、それでも少ない。やはりこの情勢下で行うからこそパフォーマンスのみに集中して欲しいということなのか。
そして、新曲を除き意外な曲も多かった。特に紅月とUNDEADに関しては、そうくるか~と思わせる曲も多く運営のこだわりを感じた。
さっそくセトリと共に振り返っていきたい。一応この先はネタバレなのでご注意くださいませ。
8/29(日)day2 セットリスト
➀ALKALOID 「Kiss of Life」
ここは正解。
ALKALOIDの原点。ここから全てが始まった。歌詞の「Standing on the edge」はイベ曲「Living on the edge」に繋がっている気がする。
ちなみにオタクは「we are holic star!」で号泣したよ。
え~ち君の手札だった彼らが正統派スターであるトリスタとはまた違った、今や誰もを魅了する中毒的スターになっている。一年経ったからこそめちゃくちゃエモい。
ちなみにベタベタの純ジャパのわたしはまず聴き取れない
(We wanna take a chance. We have a weapon to get win. Somebady says "impossible ",but we never give up!)
この部分。当初落ちこぼれ扱いだったからこそのハングリーな力強さを感じる。
そしてALKALOID、衣装が良かった。リリイベの時より色味とか寄せててグレードアップしている。
中に着ているななめがけ抱っこ紐のようなベスト(燭台切光忠ベストと呼ばせて頂いている)は軍キャラには必須なのか?ただただ良い。好き。
②Crazy:B 「Honeycomb Summer」
いや、こう来たか~~~
タオル振り回したくなっちゃうアイドルグループ第一位、Crazy:Bさんは「ズ!!」から本格参入した自分にとって非常にホットなグループである。
割と新参だから早めに来るだろうと予想していたが、この曲を引っ提げてくるとは…
確かに夏という点では季節的にぴったりだし、アップテンポの曲が二曲続いてボルテージもますます高まった。「この夏は俺たちに任せな!」と言わんばかりのノリ。やはりサマープリンスはCrazy:Bということか。さすが、真冬でも水上バスで夏に走り出しただけはある。そういえば「Honeycomb Summer」のイベント内でも確かこのくらいの季節だった気が。
個人的には背景のモニターのクレビ感がハチャメチャに良かった。ネオンっぽい演出やヤシの木のイラストでクレビのイケイケなキュートさを全面に押し出していた。
ネオンっぽい演出と言えば…という感じで、「PARANOIA STREET」来るか…?
➂UNDEAD 「Nightless World」
全然違った。発狂した。
そうか…アンデ、もう来るのか。正直心の準備が出来てないと死人が出てしまう。救心飲んでた自分はすんでのところで助かった。無事見届けることが出来た。あぶね~
先程も述べたようにゲームでは「ズ!!」から本格参入した自分だが、実はキャラと曲、なんとなくだがメインスト、他にも有名なストのいくつかは知っていた。
そして朔間零およびアンデ沼に落ちた。
過激で背徳的なユニットUNDEADさんだが、根っこは親しみやすく基本的にイイ奴等なのである。そして(心酔してついてきた大神晃牙を除き)朔間零がメンバーそれぞれに声をかけて結成したから関係は間違いなくズブのズブ。二枚看板オトナ組と高校生組とメンバーバランスもとても良い。ユニットの黄金比と個人個人のキャラの強さ、実力は他の追随を許さない。天下を取ろうと思えばいとも簡単に取れる実力ある強豪ユニットなのは違いない。
そして真顔怖怖アイドル大好侍の我にとって朔間零は理想のアイドルである。黙っていても攻撃力が高いというのは間違いなく生まれながらにしてビジュアル担当。そして白黒伽羅大好侍たる我、黒髪うねうねは問答無用で大好物である。謎の吸血鬼キャラといい、好々爺たる振る舞いといい、スラッとした高身長といい全て好きですとしか言いようのない。そんな私からすると…
あれ??増田さんいなくない??
これは…スタライだった…????
といった具合にどのカットを見ても完全に増田俊樹は朔間零だった。2ndの時から知っていたが改めて増田俊樹の恐ろしさを知った。
細貝さんも後ろの毛が長くてカワイイ~~羽多野さんも紫色のメッシュがアドニスっぽさが出ててサイコー。完全に憑依型の小野さんの晃牙力も凄まじい。みんなさらにキャラに寄せてきているのも見どころだ。
細かいところだが、晃牙のギターソロ部分を「俺様のギターソロだぜぇ…!!」って言いながら申し訳程度にエアギターする小野さんが好きだ。
➃UNDEAD 「ハニーミルクはお好みで」
ここで意外過ぎる選曲が現れた。
あとから知ったがどうやらday1でも披露したそう。最近MVといいアンデの古き良き懐古ソングが多い。予想では季節的に「DESTRUCTION ROAD」にしたが、ハニーミルクも大正義、大優勝であった。2ndでもしっとり枠として「Darkness 4」があったので全然この可能性も存在したということか。
それにしても、え?
増田俊樹欠席したんか????
ここでもしっかり増田俊樹は朔間零だった。
⑤紅月 「祭夜絵巻」
アンデが来るということは…やはり紅月参上。
まずはこちらも夏らしく「祭夜絵巻」を披露。背景のスクリーンで金魚がウゴウゴしている演出、非常に良かったです。
ちなみに、ヒゲドライバー提供の楽曲が案外好きなわたしはこの曲も紅月の中では一位二位を争うほど好きだ。ゆったりとした曲調やメロディがなんとも言えない郷愁引き立てる。
別作品になってしまうが、ヒゲドライバー氏は某演劇ゲームでも夏組の楽曲を提供しておりこちらもかなり好きなのでオススメしたい。
話を戻すが、実はちょっとこのカバディ部分を期待していた。
さすがにやってはくれなかったが、パフォーマンスの雅さは満点でした。
キャストさんとしては、神尾さんのアップヘアも素敵だし、神永さんのポニテもキュートだったという印象。
梅ちゃんはセンター分けまでしたのだからユー眼鏡かけちゃいなよ…と思ったが確かに考えてみればステージ上で眼鏡のアイドルというのは現実問題見たことない。ゲーム内の演出ではキャラの判別ため眼鏡だが実際は蓮巳どのもステージ上では眼鏡ではなくコンタクトをしているのかもしれない。リアリティ演出のためだとするならば、確かにそれが正解かもと思った。その後普通にあきやん役の駒田航さんはバリバリ眼鏡で現れたが。
➅紅月 「花燈の恋文」
意外な選曲その二。人によってはそうでもないだろうと言いそうだが、1stでは披露していなかった曲を、ということなのだろうか。
あまり聴いたことなかったけど、この曲も素敵だな~~としみじみ実感した。そしてライブ後、飽きるまで聴いた。こうやって今まであまり聴いてこなかった曲を改めて楽しめるのはライブだからこその良さだと思う。
⑦Knights 「Promise Sword」
ここで満を持してKnights登場。
それぞれキャラクターによるボイス演出後の登場で、「待ってました!」と言わんばかりに盛り上がった。状況が状況じゃなかったら歓声がえぐかったと思う。でも、お前らの歓声はたとえ聞こえなくとも同じオタクの心には響いてたぜ…!
まずはアニメ18話のエンディングだった「Promise Sword」を披露。かの有名なストである『ジャッジメント』の回だったからこそ、ナイツPにはたまらない選曲だったのではなかろうか。
アニメに関しては賛否あったと思うが、個人的に『ジャッジメント』はあの30分という枠の中でKnightsとしてはかなりシンボリックであろうストーリーを絶妙に表現していてすげえねって思ってた。
⑧Knights 「Little Romance」
やはりこのタイミングできたか。
ナイツPではなかったがあまりにもMVとカードが良すぎてそこそこ走った思い入れあるイベント「白昼夢*微睡みのユーサネイジア」。その楽曲である「Little Romance」。
イベスト自体も朔間凛月の優しさが溢れるストーリーだった。カードで見せた満面の笑みといいMVの最後、凛月単体の表情といい、それによって言葉に出来ない気持ちで涙を流したオタクも多かろう。
あと忘れてはいけない。ライビュ勢狂喜乱舞の演出だった。
カメラ前でこれでもかというほどのファンサ!ファンサ!!ファンサ!!!
わたしは救心を飲んでいたから無事だったものの、テレビの前でCreepy Nuts「バレる!」のMVよろしくもんどりを打ってぶっ倒れたオタクも少なくないはずだ。
このご時勢だからか、ライビュ勢も多いと見込んだ演出を先陣切って行うのはさすがKnightsと言うべきか。
⑨Jin&Akiomi 「輝きの中で」
お次は先生ズ。「ズ!!」からはなんかよくわからん謎い組織、P機関に属してしまったが何かと今でも我々はお世話になっている二人組だ。
この曲については申し訳ないが知らなかった。「あんさんぶる体操」のカップリング曲だったようだ。
でも歌謡曲っぽさといい、チョイスの渋さといい「運営君さあ、こういうところあるよね。キミのそういうとこ好きだわ~」といった具合である。
そしてあとあとになって歌詞を見てハッとした。これ卒業ソングなのか。
歌いだしの
「いざさらば、と歌う それはよくあるはずのセレモニー」
という部分や、
「見送られながら、見送るように」「眩しかった僕らの未来に ふさわしく生きて欲しい」
という部分からもわかる通り、
これは先生二人からアイドル達に向けた希望と別れの曲なのである。
あんスタが「ズ!!」へと生まれ変わって、舞台がESへと変わって確かに二人の出番はグッと減った。Musicメインのユーザーからしたらかつて「誤タップ先生」と呼ばれていたことも知らないだろう。
そんな二人からあんスタのアイドルをこれからもよろしくね、と託された気持ちになった。
あと全然関係ないが、駒田航氏の股下は何マイルなのだろうか。長すぎる。
⑩ALKALOID 「Distorted Heart」
ここまでで全ユニットが登場しライブは折り返し地点に入った。
折り返しでもトップを飾るのはALKALOID。
「Living on the edge」のカップリング曲であった「Distorted Heart」(通称ディスハ)はMVの登場によって存在を知り一気にハマった方も多いだろう。何故ならわたしがそうだからだ。
まず、比較的泥臭くもニュースター路線を貫いてきたALKALOIDがこういう技巧凝らした拗らせ恋愛ソングを歌っていたことに驚きだし、恋愛とは対極にいそうなメンツだからこそのギャップが良かった。歌わされている感が出ないようたくさん練習したのだろうか、なんか今まで幼馴染程度にしか思ってなかった奴等から知らん顔出てきたな…とちょっと置いてかれたような寂しさと、とはいえ溢れるセクシーさにオタクの心はぐちゃぐちゃになった(ここまで一息)
あと、どこかで誰かも言っていたがこの曲拗らせているからこその歌詞の表現も良い。自分の不器用さや歪んだ心を表現するのに
二つ折りにしたいのに 重ならないから
という言葉はなかなか出てこない。そして折り紙とかをイメージしてもらえるとわかるだろうがあえて角をずらすと、角山が二つになるので折り方によってはハートの様な形にも見える。
「Kiss of Life」を歌った時とは微妙に違った様子を今回このライブでも遺憾なく表現していた。
すごいなって思ったのが風早巽ソロパートの「正解なんてないね」部分、まさともさんの声の伸びと表情がMVと完全に一致していた。このパートを聖職者という立場を持ち、メンバー内では比較的先輩で「正解に導く側の人間」である巽に歌わせるというのはなんともエッジがきいてて良い。
⑪ヴァルカロイド(ALKALOID×Valkyrie)「Artistic Partisan」
最近何かと騒がせている、シャッフルユニット企画ということでライブでも披露となった「Artistic Partisan」。
「そことそこか~」と個人的にはどういう化学反応が起こるのか期待でワクワクしていたが、
え、良い!!すごく良かったよ!!
ヴァルの様式美とALKALOIDのトランプ兵といったコンセプトがマッチしていてとても良い調和を生み出していた。
そして公式かつ最大手の作詞家・松井洋平さんがこのようにツイートしていた。
『Artistic Partisan』リリース前なので内容には触れませんが、軍隊モチーフのアルカが北欧神話で戦士をヴァルハラへ導くヴァルの相性の良さからテーマが決まりました。アーティスティックはヴァル、パルチザンは正規軍より反逆感があってアルカには合っていると感じたことからタイトルが。#スタステ
— 松井洋平 (@y_matwee) 2021年8月29日
なるほど、そういうことらしい。さすが最大手。解釈大一致でした。一回ではきちんと聴き取れなかった部分も後ほどちゃんと聴き直したい。
ちなみに高橋広樹さんがおっしゃっていたが、9月9日リリースだそう。これを機にみんなチェックだ!
MC Crazy:B
ここにきてやっとMCか、と思ったらクレビ全メンバーがキャラになりきって会場内で配布されたフリフラの説明をしていた。
フリフラというのは、
FreFlowⓇ(フリフラ)とは
ソニーエンジニアリングとソニー・ミュージックコミュニケーションズが共同開発した次世代ペンライトシステム。無線による同期制御を半径 200m程度内で本数無制限にて行うことができ、プログラムにより楽曲に合わせてリアルタイムに色を一斉に変化させることが可能。通常のペンライトとしての機能も併せ持っており、ファンとアーティストがより一体となれる演出システムとして、コンサートや CM 等でもすでに実用化されており、業界内外の注目を集めている。ペンライト型に加えて今回リストバンド型の新製品を発表。
近年ペンライトやリストバンドライトを無線制御するシステムは数種類登場しており、大規模会場等での実績も報告されているが、縦横無尽に走る光の列、寒色から中間色を経て暖色への滑らかな色の変化、会場全体をランダムに多彩に光らせる、フラッシュライトの様な高速点滅、などの各種演出効果を共存させて、且つそれらの変化を 10 種類別々にコントロールし、ステージ照明・演出とリンクさせ、3 万の色変化を無線で一括制御するシステムは世界初。(当社調べ)
という要は運営側が一括で色を調節できるサイリウムである。
全員で振るなどの練習をしていてその後のパフォーマンスの導線にしていた。
やはり今回はあくまでパフォーマンスメインということだろうか。
⑫Crazy:B 「Crazy Roulette」
こちらも「ズ!!」から参入の新ユニット「Crazy:B」の原点。
MV公開当初「え輩系兄ちゃんか…?かっこいいけど好きになるかな」と思っていたあの頃が懐かしい。
今回火柱がえぐい演出が数多くある中で最も火柱が似合うユニット一位タイを記録している。(もちろん、同タイは「UNDEAD」)
MVも数個しか公開されてなかった当時、よく言えば「スン…」としたスタイリッシュさを持ち、悪く言えばまだぎこちなさの残った彼らが中の人とはいえのびのびとパフォーマンスしていたのは非常に良かった。
完全に自分たちのモノにしていて堂々と歌っている様はやっぱり感慨深いものがある。笠間さんもおっしゃっていたが追いつこうと必死に頑張る彼らはいくらイケイケ!パリピ!輩系の兄ちゃんたちとはいえエモいのである。
前編まとめ
ということで、このままいくと文量がえげつないことになる「あんさんぶるスターズ!!starry stage 4th」8/29(日)day2公演のルポはここまでで一旦幕を引いておきたい。
残りは記憶が風化しないうちに、即座に書こうと思う。
読んでくださってありがとうございました!
*1:本文中の歌詞は全て以下のサイトから引用しております。
https://www.uta-net.com/song/287109/
*2:出典:
https://www.4gamer.net/games/440/G044054/20210419014/
*3:出典:「あんさんぶるスターズ!!music」
*4:ソニーミュージックプレスリリースhttps://www.sme.co.jp/pressrelease/news/detail/NEWS000747.html